田中賀洋子先生 「介護食の幕の内弁当」

2024年8月6日、奈良調理短期大学校において、「介護食士」養成施設の担当教員に対し、調理実習をお願いしました。

田中賀洋子先生は若羽調理専門学校の学校長で、若羽学園で研修をお願いするときは調理実習をお願いしています。

今回の「介護食の幕の内弁当」のメニューは、

「生姜ごはん」

「鶏肉の松風焼き」

「湯どり卵」

「海老の白扇揚げ」

「生鮭の柚庵焼き」

「若草きんとん」

「大和まなの胡麻和え」

「香の物」です。

「海老の白扇揚げ」は、海老をすり鉢でよくすり、塩・砂糖・豆腐を加えてすり、泡立てた卵白を加えて混ぜます。浮き粉の水溶きを、固さを見ながら加え、絞り袋に入れて海老の形様に絞り出し蒸します。小麦粉をまぶした後白扇衣(泡立てた卵白、片栗粉、水)をつけて白く揚げます。

「生鮭の柚庵焼き」は、生鮭に塩・酒をあて水気をふき取った後調味液に漬けます。フライパンで焼いた後、皮を取り除きほぐします。その中にかぼちゃを加え魚の形にまとめます。かぼちゃを加える発想が新しいと評判でした。

色取りもよく、味もよく、介護食の工夫も沢山あり、とても勉強になったと受講者に好評でした。介護食実習指導の見本となる授業(実習)でした。

公益社団法人 全国調理職業訓練協会

介護食事業推進委員会